2010.05.30 Sunday
ドリームガールズ☆渋谷オーチャードホール(2010年5月)
渋谷Bunakmuraオーチャードホールで上演中の「ドリームガールズ」、観劇してきました!
以前ビヨンセの映画版をみて、おもしろいね〜曲もいいねと盛り上がったので、来日するならぜひ生で観ようよ!ということになりまして。
映画もヒットしたので、あらすじをご存知の方も多いと思いますが、田舎からスターを目指してやってきた女の子たちのサクセス、恋、友情、などがつまった、まるごと女性へのエールみたいな元気のでるお話。(この3人のモデルは「シュープリームス」なんだね)
なにより迫力あるナンバーが最大の見所、というわけで生の舞台への期待度はいや増すばかり、なわけですが。
いや、ほんと、舞台で観てよかった!
生歌きけてよかった!!
エフィーの熱唱にはぶわーっと全身が打たれたような感じだし、映画では確か一人だった「Listen」を、エフィーとディーナの二人が歌い上げるところは、演出的にも感激。これは二人で唄うのがいいよ!
LEDをつかった舞台装置も、絢爛豪華で工夫がきいてて面白い。そして次々はやがわりでみせる、素敵衣装の数々。いやー、あのカーヴィーなドレスは日本人にはきこなせない・・・60年代風のキュートなコートなんかも素敵。全体の印象は少々まぶしすぎるくらいでしたが、いかにもショウビズの世界っぽくて、また今ちょうど80年代回帰でスパンやデコのキラキラがはやりつつある、という空気には合っているかも。それに不景気のときって、こういうギラついたものもみたくなるよね(笑。
映画もかなり舞台に忠実につくってあったようですが、舞台のほうがよりテンポよくシンプルで力強いつくりになっていて、ストーリーのメッセージがきわだつ感じかなと思いました。その分カーティスの悪役度(笑)が増す感じだけどね、なにしろ「ドリームガールズ」なんで、ここは男性陣にはソンな役回りをひきうけていただきましょ。
この「女性の自立と友情」みたいな部分にも、なにか当時の空気みたいなものを感じるといえば感じるかも。
さて、映画ではなにしろビヨンセが出ているため、ディーナがメインのようなあつかいでしたが、舞台だとむしろ主役はエフィーなのだね。
それにしても、ガールズたちが置かれた、支配的な夫婦関係、7年の不倫、シングルマザーといった環境も、なにか共感よびまくりですよ。男(恋愛)に一度は夢をたくすものの、結局は自らの夢と人生をとりもどし、失った友情も復活、というのは、なにかこうそれまでの女性観ではあきたらなくなった新しい時代の女性に支持されたんだろうし、今でもストレートにグッとくるよなあと。逆にいえば、30年近くたった現在でも、このあたりの悩みは普遍だよということでしょう。(あ、ちなみにうまくいきそうなカップルもおりますよ。そのへんのちょこっとしたバランスもうまい)
あとさ、男女関係なく、「野望のためになにかを犠牲にして大事なものを失い、後になってそれに気づく」ってことそのものが、いまや誰にとっても身近なことな気がするよね。個人は昔に比べて、格段に「野望」をもちやすくなった(読者モデルや人気ブロガー、古くはカリスマ店員など、シュープリームスの時代にはもっととざされていた”スター”への道が、いまや小さくバラバラとひろがっている)。うっかり「やりたいこと」よりも「スター、有名になること」に目がいきすぎて、友人のことも「利用できる対象」としてみるようになっちゃう・・・そういうワナは意外と身近にひそんでる。
ま、これはあんまりこのステージと関係ない話で、感想としてはこじつけっぽいけど。
ちなみに「今回の演出・振付を担当したのは、ブロードウェイで『スカーレット・ピンパーネル』や『サイド・ショウ』等を手がけてきたロバート・ロングボトム。」だそうで、これも個人的には興味深い。
↑当日のキャスト表
ああしかし、劇中のディーナたちもそうだし、今回のキャストたちもそうですが、自分たちの作りあげた作品をひっさげて、自分の国はおろか言葉も文化も違う国をまわっていろいろな人たちを喜ばせることができるってなんて素敵なことでしょうねえ。そしてそういうったものに触れる機会が与えられているというのもなんと幸せなことでしょう。
いやいや、良い週末でした。
ちなみに先日誕生日をむかえたため、この日は一緒にいった友達がサプライズ!お祝いをしてくれ、プレゼントまでもらってしまったよ〜
女3人、すっかりドリームガールズ気分でございました。
ありがとうありがとう!!
2010.03.13 Saturday
「上海バンスキング」観て来ました!
bunkamuraシアターコクーンにて上演中の
「上海バンスキング」を観て参りました!
いやー、まずは良かった!良かったですよ。
このお芝居、前から名前だけは知っていたのですが
今回が16年ぶりの、ファンにとっては奇跡の公演であったことなどは
まったく存じ上げませんでした。
そのため、予約分はもちろん、当日券も売り切れ〜、
な状態のチケットをもちろん私が入手できるはずもなく…
例によっていろいろな理由で私のところにまわってきたチケットなので、
嬉しいやらありがたいやら申し訳ないやら気の毒やらなのですが。
あらすじは こちらのサイト から。
以下、一部抜粋
「昭和11年の夏、マドンナ・正岡まどかと結婚したバンドマンの波多野四郎は、魔都上海の港に降りたった。ジャズをやめるという約束で結婚した四郎の目的はパリへ行くことではなく、実は上海でジャズをやること。そうとは知らないまどかを連れて、ジャズ仲間のトランペット吹き、バクマツこと松本亘を訪ねる。…」
と、日中戦争、太平洋戦争前後、上海にやってきた日本人ジャズメンやそれをとりまく人々の物語です。
なんかねえ、芝居の感想いろいろ書こうと思ったんだけど、うまく書けそうにないや。なのでレビューを求めて来た方には以下、ほとんど無駄な文章ですが、うっかりネタバレはしちゃうかもしれない(それって一番タチが悪いな)ので、ご注意ください。くださいよ。
で…、この作品が79年の初演から、「演劇界の事件」とか「伝説」といわれるような支持のされ方をしたのはなんだかわかるような気がします。
そして、94年に「封印」されてから16年、さすがにお年をめした役者の皆さんが演じた舞台は、最初のうちこそいささか「ああ、16年前にみたかったなあ」と思いましたが、幕が下りる頃には「今この公演を観られてよかった!」という気持ちに変わるような、とても魅力あるものでした。
チャランポランでいいかげんな、それ故にきらきら輝かしい青春と、それが容赦ない時代の流れにもぎとられていくなか、それでもしたたかに生きていこうとする各人の、強さや弱さ、ダメさのなかに見える愛おしさ。
そもそも、日本人がジャズをやろうとする、アジアの都市にヨーロッパの街ができる、そういう「まがいもの」的なものに、だからこそ必死でくらいつこうとする、そういう姿に私はどうも昔から弱いのです。できるならニューオーリンズに生まれたかった、というジャズメンの渇望、願いは、くるくるカールの美少女が暖炉の前で食事をする少女漫画家のペン先や、金髪のかつらとスターブーツで舞い踊るタカラジェンヌの輝きと重なるのです(多分)。
そうそう、そしてこの舞台のみどころは、「俳優陣がすべて、振りパクでなく実際に演奏し、歌う」ところでもあるのですが、これもすごかった。他の劇団が「上演したい」と言ってきたとき、「役者が演奏するならどうぞ」とこたえたところ、そこまでしてやろうとした劇団はなかった・・・とプログラムに書かれていましたが、そりゃそうだ。曲数ハンパないし。でもこれを「演奏するフリ」だけにしてしまったら、この舞台は成立しないよなあ。
さらに個人的には「芸術家と戦争」というモチーフが自分の琴線にふれまくりだし、劇中のナンバーは私の趣味にずっぱまり。
(ええ、私にとっちゃ明菜もジュリーも懐メロなんかじゃありませんので。本当はSP盤カラオケとかやりたいクチですんで。)
しかし芝居としては結構救いのない話です。何しろジャズ屋からジャズをとりあげちゃったら何が残るのさって。芸術家、軍人、左翼の活動家、日本人、中国人、米国人…誰一人戦禍を逃れることはかなわず、大事なものを失っていくのに、悲惨で悲壮な作品にならないのは、ヒロインまどかの、自分の人生に逆らわないけれど決して嘘をつかない、その生き方によるものが大きいのでしょう。
「しかたがないでしょ、あなたのことが好きでなくなったんだから」
愛人である中国人女性を若い日本人ジャズマンに奪われて、「落とし前を」とせまるマフィアの親分に対し、この台詞を高慢にでも開き直りでもなく、真剣に誠実に訴えるまどかに、こういう台詞を思いつきさえしない私なぞはハッとしてしまうわけですが。
マドンナとよばれるそのおっとりした姿、物腰からは想像できないほど現実をありのままに見つめて受け入れ、でもけして投げやりにならない彼女の、「戦争のほうが夢だったらよかったのにね」という言葉は、彼女の行動に夢想的な部分がまったくといっていいほどないだけに、胸にせまります。
あとは、あれだなあ、芸術家だのなんだのな人種は、戦時下では真っ先に弱っちゃうよね、仕事がなくなるっていうだけじゃなくて、全体主義と一番相容れないタイプだから。そういう世界は、もちろんもっと平均的な感覚の人たちにも生きにくい世界で、なんだか阿片におぼれてしまう四郎はさながら「炭鉱のカナリヤ」のようである、と思いました。
さて、舞台終了後、ずいぶん客席が席をたつのがはやいなあ、やっぱり10時近くだから、みんな帰るのかなあ…もっと余韻を楽しんでもよさそうなのに、と思っていたら。
実は公演後、メンバーが演奏しながらお見送りというのが恒例だったらしく、皆さんそれをめあてにいい場所をゲットしようと急いで席をたっていたのでした!がびーん。
というわけで、のんびりしていた私は柱のむこうから演奏と歌声だけきいていたのですが、Youtubeに動画をアップしているかたがいたのでこちらをはっつけておきます。ご気分だけでも、どうぞ!
ちなみに当日券、立ち見もでているようですが、
興味をもたれたかたにはおすすめです。
今回もいいもの観させていただきました。ありがとうございました〜!
「上海バンスキング」を観て参りました!
いやー、まずは良かった!良かったですよ。
このお芝居、前から名前だけは知っていたのですが
今回が16年ぶりの、ファンにとっては奇跡の公演であったことなどは
まったく存じ上げませんでした。
そのため、予約分はもちろん、当日券も売り切れ〜、
な状態のチケットをもちろん私が入手できるはずもなく…
例によっていろいろな理由で私のところにまわってきたチケットなので、
嬉しいやらありがたいやら申し訳ないやら気の毒やらなのですが。
あらすじは こちらのサイト から。
以下、一部抜粋
「昭和11年の夏、マドンナ・正岡まどかと結婚したバンドマンの波多野四郎は、魔都上海の港に降りたった。ジャズをやめるという約束で結婚した四郎の目的はパリへ行くことではなく、実は上海でジャズをやること。そうとは知らないまどかを連れて、ジャズ仲間のトランペット吹き、バクマツこと松本亘を訪ねる。…」
と、日中戦争、太平洋戦争前後、上海にやってきた日本人ジャズメンやそれをとりまく人々の物語です。
なんかねえ、芝居の感想いろいろ書こうと思ったんだけど、うまく書けそうにないや。なのでレビューを求めて来た方には以下、ほとんど無駄な文章ですが、うっかりネタバレはしちゃうかもしれない(それって一番タチが悪いな)ので、ご注意ください。くださいよ。
で…、この作品が79年の初演から、「演劇界の事件」とか「伝説」といわれるような支持のされ方をしたのはなんだかわかるような気がします。
そして、94年に「封印」されてから16年、さすがにお年をめした役者の皆さんが演じた舞台は、最初のうちこそいささか「ああ、16年前にみたかったなあ」と思いましたが、幕が下りる頃には「今この公演を観られてよかった!」という気持ちに変わるような、とても魅力あるものでした。
チャランポランでいいかげんな、それ故にきらきら輝かしい青春と、それが容赦ない時代の流れにもぎとられていくなか、それでもしたたかに生きていこうとする各人の、強さや弱さ、ダメさのなかに見える愛おしさ。
そもそも、日本人がジャズをやろうとする、アジアの都市にヨーロッパの街ができる、そういう「まがいもの」的なものに、だからこそ必死でくらいつこうとする、そういう姿に私はどうも昔から弱いのです。できるならニューオーリンズに生まれたかった、というジャズメンの渇望、願いは、くるくるカールの美少女が暖炉の前で食事をする少女漫画家のペン先や、金髪のかつらとスターブーツで舞い踊るタカラジェンヌの輝きと重なるのです(多分)。
そうそう、そしてこの舞台のみどころは、「俳優陣がすべて、振りパクでなく実際に演奏し、歌う」ところでもあるのですが、これもすごかった。他の劇団が「上演したい」と言ってきたとき、「役者が演奏するならどうぞ」とこたえたところ、そこまでしてやろうとした劇団はなかった・・・とプログラムに書かれていましたが、そりゃそうだ。曲数ハンパないし。でもこれを「演奏するフリ」だけにしてしまったら、この舞台は成立しないよなあ。
さらに個人的には「芸術家と戦争」というモチーフが自分の琴線にふれまくりだし、劇中のナンバーは私の趣味にずっぱまり。
(ええ、私にとっちゃ明菜もジュリーも懐メロなんかじゃありませんので。本当はSP盤カラオケとかやりたいクチですんで。)
しかし芝居としては結構救いのない話です。何しろジャズ屋からジャズをとりあげちゃったら何が残るのさって。芸術家、軍人、左翼の活動家、日本人、中国人、米国人…誰一人戦禍を逃れることはかなわず、大事なものを失っていくのに、悲惨で悲壮な作品にならないのは、ヒロインまどかの、自分の人生に逆らわないけれど決して嘘をつかない、その生き方によるものが大きいのでしょう。
「しかたがないでしょ、あなたのことが好きでなくなったんだから」
愛人である中国人女性を若い日本人ジャズマンに奪われて、「落とし前を」とせまるマフィアの親分に対し、この台詞を高慢にでも開き直りでもなく、真剣に誠実に訴えるまどかに、こういう台詞を思いつきさえしない私なぞはハッとしてしまうわけですが。
マドンナとよばれるそのおっとりした姿、物腰からは想像できないほど現実をありのままに見つめて受け入れ、でもけして投げやりにならない彼女の、「戦争のほうが夢だったらよかったのにね」という言葉は、彼女の行動に夢想的な部分がまったくといっていいほどないだけに、胸にせまります。
あとは、あれだなあ、芸術家だのなんだのな人種は、戦時下では真っ先に弱っちゃうよね、仕事がなくなるっていうだけじゃなくて、全体主義と一番相容れないタイプだから。そういう世界は、もちろんもっと平均的な感覚の人たちにも生きにくい世界で、なんだか阿片におぼれてしまう四郎はさながら「炭鉱のカナリヤ」のようである、と思いました。
さて、舞台終了後、ずいぶん客席が席をたつのがはやいなあ、やっぱり10時近くだから、みんな帰るのかなあ…もっと余韻を楽しんでもよさそうなのに、と思っていたら。
実は公演後、メンバーが演奏しながらお見送りというのが恒例だったらしく、皆さんそれをめあてにいい場所をゲットしようと急いで席をたっていたのでした!がびーん。
というわけで、のんびりしていた私は柱のむこうから演奏と歌声だけきいていたのですが、Youtubeに動画をアップしているかたがいたのでこちらをはっつけておきます。ご気分だけでも、どうぞ!
ちなみに当日券、立ち見もでているようですが、
興味をもたれたかたにはおすすめです。
今回もいいもの観させていただきました。ありがとうございました〜!
2009.09.16 Wednesday
Good Bad Weird(グッド・バッド・ウィアード)観たよ!
久々に映画です。
お友達に誘っていただき(いちいち書かなくていいか、毎回それだもんな)、観てまいりました、Good Bad Weird(グッド・バッド・ウィアード)。
えーと、なんでしょう、マカロニウエスタンならぬ、ハングルウエスタン、とか書くと一番わかりやすいでしょうか。わかりませんね。
映画の内容は公式の予告編をみていただくのが一番手っ取り早いのではしょるとして(はしょるのかよ!)、やー面白かった。この面白さはなんでしょう、西部劇というより少年漫画、それも「ジャンプ」じゃなくて「少年倶楽部」って気がします(読んだこと無いけどね!)。まあひたすらかっこいいの、ビジュアルとか音楽とか。単に私の好み(西部劇&時代劇好き)ってだけかもしれませんが。
どうでもいいことながら、イ・ビョンホンの悪役ビジュアルは絶対ブラックジャック実写版だと思う。
あとチョン・ウソンのブーツがウエスタンブーツじゃなくて編上げなのは、足の細さ&長さを強調するためのタカラヅカ的演出だと思う。
それにしても出てくるやつ出てくるやつ、みんなロクでもなくていいなあ。「みんなロクでもない」というところが、この荒唐無稽さのなかである意味リアルともいえるような。
ところで、この映画のサイトで「こんな時代だからこそムチャクチャがいい」的なことを書いているけど、こういうすすめかたってもうそろそろやめてもいいんじゃないか(ポニョが「不安と神経症の時代だからこそ」みたいなコピーをつけたときにも思ったけど)。単に「痛快娯楽活劇だよ!」でいいじゃん。「別に高尚なこといわないし、いろいろ突っ込みどころ満載だけど、それはわかってやってて〜」みたいな言い訳する必要、あるのかなあ。お笑い芸人やアイドルが、「本当はいろいろ考えてるんだよ」とか言う必要ないのと一緒で。
こういう映画にまでエクスキューズつけなきゃいけないなら、これからの映画はもう悪役はエイリアン、とか以外にできなくなっちゃいやせんか。
ちなみに公式サイトでは、「韓国版にあったもうひとつのエンディング」が観られるようになっていて、おまけ的楽しみもあります。
*
しかし。
このように時代劇好き・西部劇好き・宝塚好きで、描いているのが
こんなん
だとすると、とことん私ゃ「リアルから遠い娯楽が好き」なんではないでしょうか。今頃気づくなって話ですが。
というわけで↑上の絵はただいま発売中の「BAILA(集英社)」からでっす。ふ、無理やりつなげてやったぜ。
お友達に誘っていただき(いちいち書かなくていいか、毎回それだもんな)、観てまいりました、Good Bad Weird(グッド・バッド・ウィアード)。
えーと、なんでしょう、マカロニウエスタンならぬ、ハングルウエスタン、とか書くと一番わかりやすいでしょうか。わかりませんね。
映画の内容は公式の予告編をみていただくのが一番手っ取り早いのではしょるとして(はしょるのかよ!)、やー面白かった。この面白さはなんでしょう、西部劇というより少年漫画、それも「ジャンプ」じゃなくて「少年倶楽部」って気がします(読んだこと無いけどね!)。まあひたすらかっこいいの、ビジュアルとか音楽とか。単に私の好み(西部劇&時代劇好き)ってだけかもしれませんが。
どうでもいいことながら、イ・ビョンホンの悪役ビジュアルは絶対ブラックジャック実写版だと思う。
あとチョン・ウソンのブーツがウエスタンブーツじゃなくて編上げなのは、足の細さ&長さを強調するためのタカラヅカ的演出だと思う。
それにしても出てくるやつ出てくるやつ、みんなロクでもなくていいなあ。「みんなロクでもない」というところが、この荒唐無稽さのなかである意味リアルともいえるような。
ところで、この映画のサイトで「こんな時代だからこそムチャクチャがいい」的なことを書いているけど、こういうすすめかたってもうそろそろやめてもいいんじゃないか(ポニョが「不安と神経症の時代だからこそ」みたいなコピーをつけたときにも思ったけど)。単に「痛快娯楽活劇だよ!」でいいじゃん。「別に高尚なこといわないし、いろいろ突っ込みどころ満載だけど、それはわかってやってて〜」みたいな言い訳する必要、あるのかなあ。お笑い芸人やアイドルが、「本当はいろいろ考えてるんだよ」とか言う必要ないのと一緒で。
こういう映画にまでエクスキューズつけなきゃいけないなら、これからの映画はもう悪役はエイリアン、とか以外にできなくなっちゃいやせんか。
ちなみに公式サイトでは、「韓国版にあったもうひとつのエンディング」が観られるようになっていて、おまけ的楽しみもあります。
*
しかし。
このように時代劇好き・西部劇好き・宝塚好きで、描いているのが
こんなん
だとすると、とことん私ゃ「リアルから遠い娯楽が好き」なんではないでしょうか。今頃気づくなって話ですが。
というわけで↑上の絵はただいま発売中の「BAILA(集英社)」からでっす。ふ、無理やりつなげてやったぜ。
2009.08.02 Sunday
歌舞伎座さよなら公演7月:海神別荘=(海老蔵×玉三郎×泉鏡花×天野喜孝)!
いつまでも放置していた歌舞伎座さよなら公演7月(伊藤園貸切)の続きです。
えー、どこまで書いたっけ。まだ開演前か。がーん。
この日の演目は幸田露伴の「五重塔」と泉鏡花の「海神別荘」です。
今回ははじめて「イヤホンガイド」というのを借りてみました。
いや、五重塔とか、あらすじを読んでもいまいち見所とか不安だったりしまして・・・
はしょって感想を書きますと、面白かったけど、どこに面白さをみるのかがわかれる話かなと思いました。腕は確かだが馬鹿のつくほど丁寧で頑固な職人気質、ただ人付き合いなどが苦手でPR下手、という主人公が己の腕で世間を見返す話、と考えればスッキリしそうなんですが、それにしては周囲がものわかりよすぎるというか。棟梁の源太がイヤな奴なら話は単純なのですが、彼は彼で腕もあり人望もあり、職人としても人格的にもほとんど非の打ち所がないし。
いやでも、だからこそ、だとしても、「個人の意思、能力」というものはそういう義理や階級、社会的評価とは無関係に貫かれるべきなんだという、作者の執筆当時の理想みたいなものを読み取ればいいのかもしれませんが。
当然、多少原作と演出や脚本を変えてあるようなので、この芝居だけで判断すると、あんまり深く考えずに「十兵衛よくがんばったね!源太も良かったね!」と思っていればいいのかな。
個人的には十兵衛とおかみさん、源太のやりとりのシーンなどが楽しくて好きでした。あと芝居の中の大工たちがなんとも粋で格好良くみえまして、なるほどこれは当時の花形職業でモテたんだろうなー、なんてことを思いました。そういう感覚をつかめるのがお芝居のいいところだなあと。
さて、幕間には引換券でいただいた幕の内弁当を食べますよ!もちろん伊藤園のお茶つき。ご覧の通り豪華、おいしゅうございました。
さて・・・海神別荘。数年前この公演のポスターを観て、「ん?何?この天野喜孝みたいなビジュアル」と思っていた自分は正しかったんだということが判明しました。舞台美術が彼なのですね。
いやもうこれはちょっと正直「なんかすごいものを観てしまった」というのに尽きます。歌舞伎も変化していくんだなあ、というか。だっていきなり生演奏のハープとかはじまるんですよ?タキシード着た男性の。(思わず「結婚してください!」とか言いそうになったじゃないか)
もうなんです、舞台装置が「天野色」です。
黙って「これ何の舞台だ」とかきかれてもまさか「歌舞伎」とは答えまいよ。
公子役の海老蔵が登場したときは、あまりの王子ぶりに客席が気のせいか半笑いになったもんね。いや、今回海老蔵と玉三郎ってことでビジュアルはもう完璧!と思っていましたが、予想をいろいろな意味で超えました。
だって、うろ覚えだけど、こんなんですよ。
・・・でまあ、もともと原作を読んで、「この話ってなんか作者の趣味まるだし、今ならさしずめ”萌え”語りみたいだなあ」なんてけしからんことを考えたのですが、舞台をみても一層その思いがつのったのでした。
黒潮の騎士の皆さんとか、ほとんど大道具のように動いていましたが大変だなあ。
それはさておき、原作でははしょられているすごろくの場面の公子とか、本が読めないところとか、いい意味で「王子」っぽくて良かったと思います。なんだろうなあ、以前「平成狸御殿」のオダギリジョーとかをみても思ったんだけど、育ちの良い貴人って、一歩間違うとアホっぽくなっちゃうのですが、そこを変に賢そうにせずにうまく貴人然と演じられる人って、貴重なんじゃないかしら。
いっぽうの「美女」=玉三郎は、美しいけれども貧しくて、そして多分わりと年若い娘なので、俗っぽいことにひかれてみたり、純粋に「孝行したものが死ぬはずはない」と思ってみたり、とりみだしてみたりするのですが、うーむ、女性の行動って見ようによってはこんな風に脈絡なくみえるんだろうなと思ってみたり。
なにしろ最後にイヤホンガイドが「恋愛至上主義の泉鏡花らしい」的なことでまとめていたのが妙に納得できました。
泉鏡花の幻想世界を100%具現化していたのか、というとそれはちょっとわかりませんが、天野喜孝の世界は限りなく実現されていたのではないかしら。一緒にいったお友達とは「宝塚の逆転裁判を超えたのではないか」と、比較してもしょうがない比較をしてしまいましたよ。
・・・
せっかく行った歌舞伎の感想がこんなんでほんとすいません。
でも、大変楽しい1日だったのは間違いなく、機会があればまた行ってみたいものです。次に行けるとしたら、新生歌舞伎座なんだろうなあ。
えー、どこまで書いたっけ。まだ開演前か。がーん。
この日の演目は幸田露伴の「五重塔」と泉鏡花の「海神別荘」です。
今回ははじめて「イヤホンガイド」というのを借りてみました。
いや、五重塔とか、あらすじを読んでもいまいち見所とか不安だったりしまして・・・
はしょって感想を書きますと、面白かったけど、どこに面白さをみるのかがわかれる話かなと思いました。腕は確かだが馬鹿のつくほど丁寧で頑固な職人気質、ただ人付き合いなどが苦手でPR下手、という主人公が己の腕で世間を見返す話、と考えればスッキリしそうなんですが、それにしては周囲がものわかりよすぎるというか。棟梁の源太がイヤな奴なら話は単純なのですが、彼は彼で腕もあり人望もあり、職人としても人格的にもほとんど非の打ち所がないし。
いやでも、だからこそ、だとしても、「個人の意思、能力」というものはそういう義理や階級、社会的評価とは無関係に貫かれるべきなんだという、作者の執筆当時の理想みたいなものを読み取ればいいのかもしれませんが。
当然、多少原作と演出や脚本を変えてあるようなので、この芝居だけで判断すると、あんまり深く考えずに「十兵衛よくがんばったね!源太も良かったね!」と思っていればいいのかな。
個人的には十兵衛とおかみさん、源太のやりとりのシーンなどが楽しくて好きでした。あと芝居の中の大工たちがなんとも粋で格好良くみえまして、なるほどこれは当時の花形職業でモテたんだろうなー、なんてことを思いました。そういう感覚をつかめるのがお芝居のいいところだなあと。
さて、幕間には引換券でいただいた幕の内弁当を食べますよ!もちろん伊藤園のお茶つき。ご覧の通り豪華、おいしゅうございました。
さて・・・海神別荘。数年前この公演のポスターを観て、「ん?何?この天野喜孝みたいなビジュアル」と思っていた自分は正しかったんだということが判明しました。舞台美術が彼なのですね。
いやもうこれはちょっと正直「なんかすごいものを観てしまった」というのに尽きます。歌舞伎も変化していくんだなあ、というか。だっていきなり生演奏のハープとかはじまるんですよ?タキシード着た男性の。(思わず「結婚してください!」とか言いそうになったじゃないか)
もうなんです、舞台装置が「天野色」です。
黙って「これ何の舞台だ」とかきかれてもまさか「歌舞伎」とは答えまいよ。
公子役の海老蔵が登場したときは、あまりの王子ぶりに客席が気のせいか半笑いになったもんね。いや、今回海老蔵と玉三郎ってことでビジュアルはもう完璧!と思っていましたが、予想をいろいろな意味で超えました。
だって、うろ覚えだけど、こんなんですよ。
・・・でまあ、もともと原作を読んで、「この話ってなんか作者の趣味まるだし、今ならさしずめ”萌え”語りみたいだなあ」なんてけしからんことを考えたのですが、舞台をみても一層その思いがつのったのでした。
黒潮の騎士の皆さんとか、ほとんど大道具のように動いていましたが大変だなあ。
それはさておき、原作でははしょられているすごろくの場面の公子とか、本が読めないところとか、いい意味で「王子」っぽくて良かったと思います。なんだろうなあ、以前「平成狸御殿」のオダギリジョーとかをみても思ったんだけど、育ちの良い貴人って、一歩間違うとアホっぽくなっちゃうのですが、そこを変に賢そうにせずにうまく貴人然と演じられる人って、貴重なんじゃないかしら。
いっぽうの「美女」=玉三郎は、美しいけれども貧しくて、そして多分わりと年若い娘なので、俗っぽいことにひかれてみたり、純粋に「孝行したものが死ぬはずはない」と思ってみたり、とりみだしてみたりするのですが、うーむ、女性の行動って見ようによってはこんな風に脈絡なくみえるんだろうなと思ってみたり。
なにしろ最後にイヤホンガイドが「恋愛至上主義の泉鏡花らしい」的なことでまとめていたのが妙に納得できました。
泉鏡花の幻想世界を100%具現化していたのか、というとそれはちょっとわかりませんが、天野喜孝の世界は限りなく実現されていたのではないかしら。一緒にいったお友達とは「宝塚の逆転裁判を超えたのではないか」と、比較してもしょうがない比較をしてしまいましたよ。
・・・
せっかく行った歌舞伎の感想がこんなんでほんとすいません。
でも、大変楽しい1日だったのは間違いなく、機会があればまた行ってみたいものです。次に行けるとしたら、新生歌舞伎座なんだろうなあ。
2009.07.18 Saturday
歌舞伎座さよなら公演7月(1)よっ、伊藤園太っ腹!
えー、もう先週の話になってしまいますが、歌舞伎座さよなら公演、七月大歌舞伎を、またまたお友達に誘っていただき観にいきました。まさかまさか、建替え前にまた歌舞伎座に行けるとは思いもしませんでした。いやー友達運の本当に良い私。
今回は「伊藤園」の貸切公演ということで、公演チケット(席は抽選)、お茶会チケット、お弁当引き換え件、簡易パンフレット、イヤホンガイド割引券、そしておみやげ(フェイスタオルと石鹸)ぜーんぶコミという、まあなんて太っ腹!な豪華メニュー。
歌舞伎座のこの姿も、もうすぐ見納め。
チケット抽選は長蛇の列。
ちなみに、チケット抽選では、「くじ運が強そうだから」という理由で私がひかせてもらったのですが(そういえば彼女の前では割とくじ運とかガチャポン運のいい私)、席は1階10列でした!こ、これはいいよね?一応3階まであるんだし…
幕間はお弁当時間にしよう、ということで、開演前にお茶をいただくことにします。これがまたすごかった。
わー、お茶会だお茶会だ。(どうも幕間のお茶会には海老蔵が来たらしいが、きれいどころがみられただけで十分満足っす!)
お菓子はとらやのじょうよ饅頭。季節らしく朝顔の焼印。どちらもおいしうございましたー。
公演後はあまり時間がとれないため、この時間にお土産も物色しました。手ぬぐいやハンカチなどにいい柄がいろいろあって、目移り…。
そんなこんなで、いよいよ開演が近づきました。
長くなりそうなので(2)に続きまっす。
今回は「伊藤園」の貸切公演ということで、公演チケット(席は抽選)、お茶会チケット、お弁当引き換え件、簡易パンフレット、イヤホンガイド割引券、そしておみやげ(フェイスタオルと石鹸)ぜーんぶコミという、まあなんて太っ腹!な豪華メニュー。
歌舞伎座のこの姿も、もうすぐ見納め。
チケット抽選は長蛇の列。
ちなみに、チケット抽選では、「くじ運が強そうだから」という理由で私がひかせてもらったのですが(そういえば彼女の前では割とくじ運とかガチャポン運のいい私)、席は1階10列でした!こ、これはいいよね?一応3階まであるんだし…
幕間はお弁当時間にしよう、ということで、開演前にお茶をいただくことにします。これがまたすごかった。
わー、お茶会だお茶会だ。(どうも幕間のお茶会には海老蔵が来たらしいが、きれいどころがみられただけで十分満足っす!)
お菓子はとらやのじょうよ饅頭。季節らしく朝顔の焼印。どちらもおいしうございましたー。
公演後はあまり時間がとれないため、この時間にお土産も物色しました。手ぬぐいやハンカチなどにいい柄がいろいろあって、目移り…。
そんなこんなで、いよいよ開演が近づきました。
長くなりそうなので(2)に続きまっす。
2009.06.07 Sunday
「ヘアスプレー」@ウェルシティ東京(東京厚生年金会館)
イラストを描いてから…とか言ってるとタイミングを逃しそうだったので過去描いたものからなんとなく60'sぽいのを貼り付けただけなことをお詫び申し上げます;;
ブロードウェイミュージカル「ヘアスプレー」来日公演、 お友達に誘っていただき(たまには自力でなんとかしようよ)観て参りました!!
場所はウェルシティ東京、といわれてもわかりませんが厚生年金会館です。いつの間に改名していたんでしょうか。
以下、もしかすると微妙にネタバレ&観た人にしかわからない感想になってるかもしれません。すいません。
えー、まずはとっても楽しい舞台でした。公式サイト(音がでますぜ)であらすじを読んだときは、わかったようなわからないような…という感じだったのですが、観ればすんなりわかりやすく、面白い話でした。ちなみに今回来日公演ということで当然英語の台詞と歌ですが、ちゃんと舞台両脇に電光掲示板で字幕がでるためストーリーの理解には支障がないです(メガネ・コンタクトは必須だね!)
全編これポジティブという、観ていて大変元気のでてくる話なんですが、舞台が60年代ということで、黒人差別に対するムーヴメントがストーリー根幹に流れていて、主人公も「皆と踊りたい」という気持ちをテレビで表現したために刑務所(しかも彼女だけ”扇動家”として独房へ)にはいっちゃったりするのですが、当の本人が落ち込みはしてもへこたれないことと、両親や周囲もまたポジティブなために、話を追っていても辛くなるようなことにはなりません。
それだけでなくなによりヒロインがいわゆるおデブちゃん。でも全くそれをコンプレックスにしないで(これはやっぱり親、特にお父さんのキャラクターとかによるんだな、と納得させるつくりもうまいと思う)夢に向かって文字通り突進していく姿にはやっぱり心が浮き立つというものです。
いやここで、つい私情がはいってしまいますが、自分も子供の頃いわゆる肥満児で、全くおしゃれとかそういうことに背をむけていたという過去があるもんで。
そんなわけで、ついそこに着目しがちなのはさておき、主人公以外の登場人物もみんなとてもキュート。結構ハッキリと「悪役」とか「俗物」として描かれているキャラクターも、ちゃんと肉厚に描かれているので共感できます。ライバルの子のお母さんが昔の「ミス・ボルチモア蟹」なんていうのもおかしい。ミスあんこ椿とか、ミス押しサバ寿司(そんなのいるんか)みたいなものか。
歌も踊りもノリよくて、60年代風の衣装もポップでキュート。セットはさすがに本場よりはショボかったようですが、場所も場所だし、そんなに気になりませんでした。歌のなかで個人的に好きだったのは、主人公トレイシーの両親がお互いの魅力を歌うところ(こんな夫婦って理想だよね…どう見ても変わり者だけど)と、黒人DJのお母さんのソロで、若い人たちが失敗に落胆しているときに「私は何度も失敗をみてきたけど、いつか誰かが突破するのを見るために前線にい続ける」みたいなことを歌うところでした(ものすごいうろ覚えですが)。
最初ヘナチョコだった「学園のアイドル」が、恋にめざめ、ヒロインのパワーにひっぱられるように芯の通った男の子になっていく話も素敵だし、ヒロインの友達の恋も素敵。
アメリカンドリームと言ってしまうとそれまでですが、結局ポジティブということがいつも人をひきつける理由が体感できるような気がしました。眠りながら楽園を夢見ているわけではなくて、障害や困難があっても自分の道を信じて前に進むにはやっぱりその先に光をみてないと、ということなんだろうなあ。基本的に創作の力はその「光」をどれだけ皆に信じさせるか、にかかっているように思う(表現方法はどうあれ)ので、観てよかったなー、と思える舞台でした。元気だしたい人には得におすすめっす。
ブロードウェイミュージカル「ヘアスプレー」来日公演、 お友達に誘っていただき(たまには自力でなんとかしようよ)観て参りました!!
場所はウェルシティ東京、といわれてもわかりませんが厚生年金会館です。いつの間に改名していたんでしょうか。
以下、もしかすると微妙にネタバレ&観た人にしかわからない感想になってるかもしれません。すいません。
えー、まずはとっても楽しい舞台でした。公式サイト(音がでますぜ)であらすじを読んだときは、わかったようなわからないような…という感じだったのですが、観ればすんなりわかりやすく、面白い話でした。ちなみに今回来日公演ということで当然英語の台詞と歌ですが、ちゃんと舞台両脇に電光掲示板で字幕がでるためストーリーの理解には支障がないです(メガネ・コンタクトは必須だね!)
全編これポジティブという、観ていて大変元気のでてくる話なんですが、舞台が60年代ということで、黒人差別に対するムーヴメントがストーリー根幹に流れていて、主人公も「皆と踊りたい」という気持ちをテレビで表現したために刑務所(しかも彼女だけ”扇動家”として独房へ)にはいっちゃったりするのですが、当の本人が落ち込みはしてもへこたれないことと、両親や周囲もまたポジティブなために、話を追っていても辛くなるようなことにはなりません。
それだけでなくなによりヒロインがいわゆるおデブちゃん。でも全くそれをコンプレックスにしないで(これはやっぱり親、特にお父さんのキャラクターとかによるんだな、と納得させるつくりもうまいと思う)夢に向かって文字通り突進していく姿にはやっぱり心が浮き立つというものです。
いやここで、つい私情がはいってしまいますが、自分も子供の頃いわゆる肥満児で、全くおしゃれとかそういうことに背をむけていたという過去があるもんで。
そんなわけで、ついそこに着目しがちなのはさておき、主人公以外の登場人物もみんなとてもキュート。結構ハッキリと「悪役」とか「俗物」として描かれているキャラクターも、ちゃんと肉厚に描かれているので共感できます。ライバルの子のお母さんが昔の「ミス・ボルチモア蟹」なんていうのもおかしい。ミスあんこ椿とか、ミス押しサバ寿司(そんなのいるんか)みたいなものか。
歌も踊りもノリよくて、60年代風の衣装もポップでキュート。セットはさすがに本場よりはショボかったようですが、場所も場所だし、そんなに気になりませんでした。歌のなかで個人的に好きだったのは、主人公トレイシーの両親がお互いの魅力を歌うところ(こんな夫婦って理想だよね…どう見ても変わり者だけど)と、黒人DJのお母さんのソロで、若い人たちが失敗に落胆しているときに「私は何度も失敗をみてきたけど、いつか誰かが突破するのを見るために前線にい続ける」みたいなことを歌うところでした(ものすごいうろ覚えですが)。
最初ヘナチョコだった「学園のアイドル」が、恋にめざめ、ヒロインのパワーにひっぱられるように芯の通った男の子になっていく話も素敵だし、ヒロインの友達の恋も素敵。
アメリカンドリームと言ってしまうとそれまでですが、結局ポジティブということがいつも人をひきつける理由が体感できるような気がしました。眠りながら楽園を夢見ているわけではなくて、障害や困難があっても自分の道を信じて前に進むにはやっぱりその先に光をみてないと、ということなんだろうなあ。基本的に創作の力はその「光」をどれだけ皆に信じさせるか、にかかっているように思う(表現方法はどうあれ)ので、観てよかったなー、と思える舞台でした。元気だしたい人には得におすすめっす。
2009.05.28 Thursday
伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演@青山劇場
お友達に誘われて(またか)伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演「喜劇 日本映画頂上決戦〜銀幕の掟をぶっとばせ!」を観て来ました。
いやー、面白かったよ!
まあ面白くなくてどうする、って気もしますが、昭和っ子にはたまらない舞台でした。客席もクスクスじゃなくて大笑いで、なんとなく全体が「お茶の間化」してた気がします。
出演者が豪華なの。
伊東四朗、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰、
小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、伊東孝明、河本千明、
/中村メイコ/小林幸子
このほか若い人たちも結構でていて、ダンスシーンなんかなかなかの迫力なんですが(つまりダンスもあるんだぜ)、昭和的な音楽に昭和的な歌詞、昭和的な振り付けにもかかわらず身体のキレが平成、ってところがなんともいい感じでした←ほめ言葉よ。
クライマックスからどう話がまとまるのかと思いきや、グダグダにカオス化していって大騒ぎになったところで、後ろの席のご夫婦が「まさかこれで終わりってことはないだろう、最後になにかあるだろう」と呟いていましたがそのままカーテンコールになってしまったのには笑いました。
こういう終わり方もなにか昭和のコメディっぽくて好きです。
出演者の年代が幅広いだけに、それぞれの世代の持ち味がよくわかったのもよかったし、普段テレビで見ている人たちが舞台ではどう動くのかとか、そういう違いをみるのも面白かった。まあ上演中はそんなこと考えずにほとんど笑ってましたが。
カーテンコールのときに、伊東四郎が客の記入したアンケート(前の回のぶん)をピックアップして読む、という趣向も良いのですが、そのなかで「定額給付金できました」という人がいて、ああそりゃいいね!ディズニーランドにいくよりは私なら断然こっちをおすすめだね!と思いました。
というわけで、なかなか良い誕生日でありましたよ。
いやー、面白かったよ!
まあ面白くなくてどうする、って気もしますが、昭和っ子にはたまらない舞台でした。客席もクスクスじゃなくて大笑いで、なんとなく全体が「お茶の間化」してた気がします。
出演者が豪華なの。
伊東四朗、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰、
小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、伊東孝明、河本千明、
/中村メイコ/小林幸子
このほか若い人たちも結構でていて、ダンスシーンなんかなかなかの迫力なんですが(つまりダンスもあるんだぜ)、昭和的な音楽に昭和的な歌詞、昭和的な振り付けにもかかわらず身体のキレが平成、ってところがなんともいい感じでした←ほめ言葉よ。
クライマックスからどう話がまとまるのかと思いきや、グダグダにカオス化していって大騒ぎになったところで、後ろの席のご夫婦が「まさかこれで終わりってことはないだろう、最後になにかあるだろう」と呟いていましたがそのままカーテンコールになってしまったのには笑いました。
こういう終わり方もなにか昭和のコメディっぽくて好きです。
出演者の年代が幅広いだけに、それぞれの世代の持ち味がよくわかったのもよかったし、普段テレビで見ている人たちが舞台ではどう動くのかとか、そういう違いをみるのも面白かった。まあ上演中はそんなこと考えずにほとんど笑ってましたが。
カーテンコールのときに、伊東四郎が客の記入したアンケート(前の回のぶん)をピックアップして読む、という趣向も良いのですが、そのなかで「定額給付金できました」という人がいて、ああそりゃいいね!ディズニーランドにいくよりは私なら断然こっちをおすすめだね!と思いました。
というわけで、なかなか良い誕生日でありましたよ。
2008.07.17 Thursday
五右衛門ロック
五右衛門ロック@新宿コマ劇場を観てきました。
例によって甘めのコメントになりますが、だって私ゃ楽しいんだもの。
水戸黄門(初代)を心底楽しめる人の書いたことと思って読んでくれい。
面白いです、スカっとします、客演豪華です、例によって長いです、結構ルパンです。とりあえず新感線好き&ゲスト各人のファンにはおすすめです。もっともそういう人は別にすすめなくても観にいきそうだ。
平日の昼ということもあって、若い女性が多かったけど、新感線の芝居(特に今回の)はマンガ・ゲーム世代の男性にも絶対うけそうだと思うんだがいかがか。かなり世界がRPG。衣装なんかも思わずドット絵とかにしたくなるし(笑。
個人的には、「セカチューの人ね」くらいの認識だった森山未來氏が、非常によく身体が動くのにびっくり。と思ったら出身はミュージカルなのね。
あと北大路欣也氏がカーテンコールの間、出演者中でいちばん嬉しそうにしていたのが印象的でした。自然と「こういう客層はこの人の公演にこない」みたいなすみわけができちゃうものだけど、それをとっぱらうような試みはどんどんやってもらえたら、演者も客もどっちも楽しくていいなと思いました。
ここのお芝居は、そんなにたくさん観ていないけども、毎度どの人物もそれぞれにスジが通っていて、おふざけしつつも直球のメッセージや生きていくことのやるせなさみたいなのがちゃんと入っていて、よくできた娯楽だなあと思います。(←素直に褒め言葉と読んでいただきたい)
難を言うなら、若干台詞や歌詞で聴きとり辛い部分があったりしましたが、まあスジがわからなくなるほどではなかったので私としてはオッケーです。
まあそんなこんなで、楽しゅうございました。
例によってお誘いくださったお友達に大感謝ヲ!
2008.04.14 Monday
ヘドウィグな休日
ヘドウィグ&アングリーインチ(←音声つきメッセージあり注意)、観てきました。新宿FACEにて。
いや、ずーーーっと前から観たかったので、今回友達からお誘いいただいて嬉しかったです(何しろ観たいといいつつチケットとらないからな!)。
非常に面白くあっという間のステージでしたが、少し予想と違ったのは「思ったよりヘドウィグがキワモノっぽくない」ってことでした。サイトとかポスターの金髪カツラ姿みるとね、結構うわーって感じじゃないですか。でも、多分今回主演が山本耕史氏だということとか、舞台だとどんな濃いメイクもわりとフツーにみえるとか、そして何よりも彼の「哀しさ」みたいなのが前面に出るような演出だったのかなとか、そういうことが相まってこういう印象なのかなと思ったりしました。なんとなくね、映画版の感想とか読むと、もうちょっと違う印象な気がしたので。だから期待はずれ、という意味じゃなくて、これだったら意外と「あれはちょっとなー」と敬遠している人にも結構受け入れられるのかなとか思ったの。もともとテーマはものすごい普遍的なところだしな。でももうちっと下品でも良かったような気もする。ヘドウィグ自身、抑圧されたり翻弄されたりしているだけじゃなくて、結局相方を押し付けちゃったりしてるわけだし、そのへんもうちょっとドロついてても、最後とのコントラストがはっきりするんじゃなかろか。(もっとも予備知識なしにこの芝居だけみているので、あんまりよくわからないことも多いから、的外れてそうな気もする。)
ストーリー的には、ベルリンの壁だとか、ホロコーストだとか、キリスト教的なバックグラウンドだとか、私らには体感しきれない微妙な部分とかも多いんだろうな、と思う部分もあり。でもそういうところがあってもなお、グイグイひきつける力のある舞台だったんではないかと思います。歌も音楽もいいし、まあできれば、英語の歌詞に字幕とかあったら一層親切だった気がするんですが。それにしてもオフブロードウェイで初演された頃と今とじゃ、環境はどれくらい変わったのかしらね。
この手の話って「何歳のときに観るか」でも随分受け取り方が違うだろうなと思いました。哀しいけど強く生きてるヘドウィグカッコイイ!愛しい!と思うか、痛い痛いよ切ねえよ、それでもアタシたち生きていくわよね、となるか、まあ他にもいろいろ感じることはあるけれども。でもって自分と友達の視点の違いにも毎度びっくりしたり。「ヨコハマメリー」とかを別の子と観にいったときも思ったんだけど。そしてそういう違いがみえてくるような話をしたくなる舞台とか映画って、やっぱりいいよなあと思います。
ところで、その後こんな映画もできていたのですよ。
ヴォイス・オブ・ヘドウィグ
こりゃまた見ごたえありそうです。アングリーインチの映画版と立て続けに観てみたい感じ。
ところで、会場で配られるほかの舞台のチラシ(フライヤーっていうんか)も毎度楽しみなんですが、今回目をひいたのはコレ。
宝塚BOYS
や、これはもうそりゃ面白そうでしょ(笑。
さて観劇後は大変乙女な店で乙女な食事をしたり、青春時代に強制的にひきもどされてムネキュンなカラオケにいそしんだり、「パパブブレ」のキャンディや手作りパンをお土産にもらったり、幸せな一日でございました。いつもありがとう。また遊んでね!!
2007.01.20 Saturday
朧の森に棲む鬼を観てきました
えー、友人に誘ってもらい観てまいりました、新橋演舞場1月公演でございます。「INOUEKABUKI SHOCHIKU-MIX」、実は生で観るのは「髑髏城の7人」についで2度目です。その間にDVDとかも借りたりしたので、心の準備はバッチリです(笑。
今回は今までの中で一番ストーリーがシンプルだった気がするので、その分テンポがよくてよりいっそう娯楽作として楽しめたかなと思いました(というか娯楽性の低いイノウエカブキって知らないが)。主人公のライがものすごい悪・外道っぷりで、染五郎ファンにはたまらないと思うので染さまファンは必見…ていうかファンはみにいくんだろうなあ。個人的にはキンタ(阿部サダヲ)がおいしいと思いました。
悪人が主人公の話って、「リチャード三世」とかもそうだけど(作者も意識したみたいですが)妙な爽快感がありますね。観る側としては、根っからの善人より悪人のほうが感情移入しやすいってこともあるかもしれない。
あと作中に「オーエ国」って出てきたりそこの頭がシュテンだったり、と酒呑童子の話が下敷きにあるのはなんとなくわかるんですがもとの話をちゃんと知らないのでちと残念でした。知らなくても十分楽しめるんだけど、知っていたらきっともっとニヤリとできるようなことがいっぱいあるんだろうな。高校の古文のセンセイが「…教養というのは楽しみのため」みたいなことを言っていたのがいまごろ思い出され…。
しかしこのシリーズを観て毎度思うこの感じ…マンガとかゲームとか特撮とか時代劇とか、それも多分ある時期特有の、を共有した世代に感じるオタクくささっていうか、はいったいどのあたりまでをカバーするのかなあ。
あ、そうそうそれと今回非常に舞台に「水」が効果的につかわれているのですが、昨年みた「オレステス」も舞台が雨だったし、最近の舞台技術ってすごいなあと感心するとともに役者が風邪ひかないか心配になりました。
そんなこんなで、公演は27日までです。
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