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2005.04.25 Monday

<タカラヅカ A GO GO>第十二幕 エリザベート雑感

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    第一場 前回のあらすじ

    erisa0.jpg
    発表された人事異動。それは、トップ娘役の「かなりやもも」の後に若手娘役「きらら孔雀」を大抜擢し、これまで2番手だった「めじろ紅」を緑組のトップに、そして白組の2番手には橙組でこれまで3番手だった「稲妻ひかる」をもってくるという、今までの白組のカラーを一変させる衝撃的なものだった。長年共に頑張ってきた「紅さん」のトップ就任を祝いつつも、これからどうやって新しい組をひっぱっていけばいいのか、途方にくれる「白ふくろう」は・・・


    ・・・というわけで皆様コンニチハ。シロさんもとりあえず専科入りはしないですんだようですが、大変なことになっているようです。なんつって「かなりやももってだれだっけ」とか前後関係なんかすっかり忘れた頃にやってくる「GO GO!」ですが、ミナサマ、今までのおさらいはしてありますか?もう忘れましたか?そうですか。今回はまたまた友人にチケットとってもらって(ええええーー)エリザベートを観てきましたよ。

    と、今回は前フリもなんもなしに観劇レポートしちゃおうかと思ったんですが、ウチって一応「入門」の体裁とってるじゃん!いや、もう忘れられてるかもしれないけど一応そうなのよ。つうわけでこの「エリザベート」という作品についてザックリ説明しようかと思うんだけど、面倒くさいな。「そんなの知ってますぅ〜」というフツウのファンの方はサクサク読み飛ばされたし。

    第二場 エリザベートってなあに

    一言で言うと、多分今のタカラヅカにおいて、「ベルばら」と並ぶイチオシ代表作となっているのがこの「エリザベート」です。んがっ、もともとこちらはオーストリア皇妃エリザベートを主役としたウィーンのミュージカル(1992年初演)なのです。これを宝塚むけにアレンジ(本来、エリザベート主演の物語をトート主役に書き換えるなど)したものが96年に雪組・一路真輝主演(サヨナラ公演)により大ヒット。その後2002年までに星組、空組、花組と再演を重ね、今回の月組で5組目3年ぶりの再演となりました。また、この作品は2000年に、退団後の一路真輝をエリザベートに迎え、山口祐一郎と内野聖陽のWトートで東宝ミュージカルとしても人気を博し、こちらも2004年に再演されています。

    というわけで、もともとがタカラヅカのオリジナル作品ではない「エリザベート」、通常の作品と違いセリフはほぼ全部歌、まさにミュージカル。音楽も大変良いのですがそれだけに難しく、タカラジェンヌにとっても「他の作品とは全く違う」もののようです。とはいえもとのウィーン版からはかなりタカラヅカっぽくアレンジされ、オリジナル曲も加えられており(今回も新たに1曲、書き下ろされた)結果として宝塚の美しさを充分に生かしつつ、ストーリーや音楽の新しさ(宝塚的に)が加わり、大人気作になったものと思われます。

    はーちょっとマジメに書いたら疲れちゃったい。しかしエリザベート、こんなにしょっちゅうやることになるとは。確かに人気作でしょうから、多くの人が観られたほうがいいかもしれないけど、このところベルばらとエリザベートばっかやん、とは言い過ぎ?
    とはいえ、やはりこの作品は魅力的です。どうせなら観にいきたいと思うし、観ればやっぱりイイよねー、と思っちゃう力があるんだね。なんだかんだいいつつ、何よりまず目に訴えてくれますしね
    だってこんなんだよ!↓

    erisa1.jpg

    宝塚でしかありえないよ!めくるめくコスプレの世界よーーー!いやもちろん山口トートも内野トートもいいんだけど、(ビジュアル的にもクルクルカールでがんばってるんだけど、)この少女漫画的美しさってわけにはいかないもんね。今回のトートの衣装、紅い地に黒のレースを重ねたような上着に膝上までのブーツなんか、タッパのある彩輝直には大層似合っておりました。ヘアスタイルも、実は歴代トートごとに少しずつアレンジされていて、それぞれ違うんですが、アヤキトートは知人をして「あのタカミーみたいな人」と言わしめたクルクルロング縦ロールです。これもお似合い。
    実はヅカ版エリザを生で観るのは初めてだったセンセイとしては、他の組との比較があまりできないんですが、今回はかなりビジュアルに訴える組だったんじゃないかと。まず主役の2人が大きい(笑)ので、舞台に大変映えます。あとシシィのお姉さん、かわいかったなー。お人形さんみたいでした。つか、素直にお姉さんを選んでおけよフランツ。キミがうっかり温室の花より「フレッシュなフルーツ」を求めたばっかりにこの騒ぎだよ。大体自由奔放なヨメさんもらえる立場じゃないだろうよ。シシィも断る分別が欲しいところだけど、まだ子供で舞い上がる気持ちもわかるし、だいたい普通皇太子、じゃねえ皇帝だ、にヨメに来いっていわれたら断れないよ、自分に合わないと思っても。ってどこの話をしてるのさって、エリザの話ですよ、ええ。でもまあそういうツッコミをはじめるとそもそも物語どころか歴史が進みませんのでそれは置いとくことにして次いこう次。

    第三場 それで舞台はどうだったのよ

    erisa2.jpg
    今回はエリザベートに、バリバリの男役(瀬奈じゅん、なんと過去に花組でルキーニ役の経験あり)を起用しているので、ポスターを観た時には、美しいんだけど何かこう、美輪明宏みたいつうか、ヘタするとトートより強いんじゃ、大丈夫?みたいな気がちょっとしたんですが(あっ石とかスパムとか投げないでー)実際の舞台でみたらば大層生き生きとかわいらしい娘ぶりをみせてくれ、しかもあの「私にー♪」のハイソプラノまで歌い上げてくれて、いやー器用な人だねと感心いたしました。座談会でも組の皆に「かわいいよー」と誉められ「もっと言って!」と喜んでましたが、そこで「いやーんそんなことないです♪」とかいえたらもっと可憐だったかもしれないよセナジュンさん。あと細い。ホントに玉子とオレンジしか食ってないんちゃう?と心配になる、という意味でも説得力バッチリです。

    そして主役のトートですが、これも他と比較できないのでアレですが、なんかね、「わるう〜!」って感じ(笑。いや、黄泉の帝王だから、ほのぼのいい人じゃ困るんだけど、多分声域の問題もあるんだろうけど、「最後のダンス」の低音歌うときとかに少しなんというか、ダミ声っぽくなる感じとか、「デュエット」って言葉の発音とか、なんかすごい不良っぽいっすよ、アヤキさん。あとなんだ、手先とかがもう魔物だ(笑。さすが魔物系に強い(ええー、そうなの?)役者さんです。

    オーストリア皇帝にしてエリザベートの夫フランツ・ヨーゼフには専科から初風緑さんが。役柄上当然ちゃ当然でしょうが、フィナーレのおじぎと笑顔ひとつとっても大変な優雅っぷりをみせてくれました。正直この役ってこの作品の中ではなんというか「どーしょーもねえなあこのマザコン皇帝」って感じもせんでもないのですが、エリザベートの寝室前で(ドアを)「開けておくれ〜」と歌うやたら人間臭いシーンって個人的に実は一二を争うくらい好きな場面だったりいたします。

    erisa3.gif
    しかしあれやね、エリザベートって、いろんなものをとっぱらちゃってヒトコトで言うと「すれ違い夫婦の物語・嫁姑の確執つき」って、なんか宝塚っちゅうより橋田ドラマみたいな話だったりするよね。もともとオーストラリアの人にとっては、「エリザベート」ってきっと日本の大河ドラマみたいに「皆が知ってるご存知モノ」を、新しい切り口で物語にしたってところで面白いんだとおもうのだけど、その下地がない一般日本ピーポゥが観るとわかりにくいってところもあるんでないかしら。もちろん知識なしでみても、自由を求める女性がそれを最も必要とされない場所に置かれたことによる葛藤や悲劇みたいな部分とか、充分楽しめる物語だと思いますけど。ってセンセイ今回ちょっと解説に自信がないんだけどね。だってやっぱり最後のおとしどころがナゾなんだもん・・・。私がバカなんか?そうなんか?まあいいや。(いいのか!)

    あーなんかだらだら書いちゃったけどまだ書きたいな。でも結構どうでもいいことばっかり書きたいんだよな。どうしてカラオケには「闇が広がる」が入ってなくて、「私だけに」とかボートの歌(名前失念)とかが入ってるんだとかさ。絶対皆「闇が広がる」のほうが歌いたいって。つうか私が歌いたいって。あ、そういえば今回入った新曲、もなかなかいい曲でした。しかし当たり前だけど宝塚オリジナルの2曲だけあきらかに曲調が違うぞ(笑。いや、いい曲だからいいんだけど。それから例の、晩年のフランツとエリザベートがやっぱり最後まですれ違ってる(笑)ところの、後ろ向きの老夫婦の芝居とかがじーんときて、もしシロさんがこの舞台にだしてもらえるなら1:ルキーニ 2:ゾフィー 3:マダムヴォルフ 4:うしろむきの老夫婦 とかがいい、と思ったりしましたよ。しましたけどこれこそどうでもいいですね。

    というわけで今回はトート閣下@彩輝直、エリザベート@瀬奈じゅん、ルキーニ@霧矢大夢、無意味にアニメにしちゃったよーのイラストでした。あうふびーだーずぃん!


    コメント
    すげー。しろさんなのに、
    絵が動いてる(って、いつの時代の人だ?)

    • TETSU
    • 2005.04.25 Monday 08:48
    >絵が動いてる
    いまどきGIFアニメですよすいませんね。
    しろさんなのにって、なんかとっても
    「のび太のくせに」と同じニュアンス(笑。

    いいんだー、ヅカファンの皆様の
    おかげで久々に「ミョウガがついた(by ライナーさん)」から。

    • 白ふくろう
    • 2005.04.26 Tuesday 00:46
    素敵なサエちゃんのイラストありがとうございます。一番好きな衣装だったので思わず書き込みを。
    私もこないだ初めてエリザベートを観劇しました。やっと宝塚ファンになった気がしました(あとは来年のベルばらです)。
    「闇が広がる」はカラオケにありますよ!(どこの通信機械かはよく覚えてないのですが)カラオケにつれてってもらうたび歌ってます(ルドルフパート担当)。

    • nanna
    • 2005.04.27 Wednesday 17:16
    > nannaさん
    コメントありがとうございます〜!
    そ、そうですか、「闇が広がる」
    カラオケにありますか!!やったー。
    見つけたら絶対歌いますよ!(笑
    考えてみたら二人必要なんですね。
    誰か巻き込まないと(笑。
    エリザとベルばらをみてやっと宝塚ファン、
    なんだかその気持ちわかります。
    実は私もエリザ初観劇だったので
    やっとヒヨッコくらいにはなれたかな〜。

    • 白ふくろう
    • 2005.04.27 Wednesday 22:58
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