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2005.01.08 Saturday

<TAKARAZUKA A GO GO!> 第十幕すみれコードの謎にせまったりせまらなかったり

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    第1場   いままでのあらすじ 

     054.jpg著名な演劇雑誌で「白ふくろう」の公演を酷評したのは、なんと音楽学校時代のライバル「黒 みみずく」だった。こころざしなかばで退団した彼女は、幸運にもトップの座をいとめた白ふくろうに敵愾心を燃やしていたのだ。いまや辛口批評家として名を馳せている彼女に、しかし白ふくろうは懐かしさばかりを感じてひたすら思い出話をしはじめる。それをきく黒みみずくの心にも、いつしか楽しかった日々がよみがえり、二人は夜を徹して語り合う。別れ際に黒みみずくは、次の公演もきっと観に行くと約束する。ところが、清々しい気持ちで劇団にもどった白ふくろうに、苦楽を共にしてきたトップ娘役「かなりや もも」の退団のニュースが飛びこんでくる。
    ・・・え〜、などという話は前回全く書いておりませんのであしからず。(おっ、このフレーズはちょっとひさしぶりだぞ!)一難去ってまた一難、シロさんの運命は一体どうなってしまうんでしょうねえ。(いや、だから書いてないんだってば。)前回久々の更新をしたところ例によって局地的に大変な好評を博したため、まだその熱がさめないうちに続きを書いてしまおうと・・・思ったのにナニ、また○年あいてしまいましたよ。その間にアナタ、時代はどんどんかわってサイトのアドレスまでかわっちゃったよ。ああもう。ついでにコノコンテンツもブログになっちゃったよ。前回「ローズガーデンのことは次回にとっとこう」とか思ったのに、もうすっかり忘れちまいました。ダメダメ、白さん。あ、世間は人事異動の話じゃないのかって?しらんもんそんなディープな話題。


    ということでようやくここから2005年現在進行形でテキストを書いております。明けましておめでとうございます。気が付くとここ数年正月になるたび1幕ずつ書いてますな。どんな遅い歩みやねん。そしてこのお題をはじめた当時はまさかマツケンサンバが紅白に出るなんて思わなかったさね。と、もうなんか、あまりの久しぶりさに自分でも調子がつかめないので、文の調子とかが変わってても気にしないでくださいね。


    第2場  ブランクのあいだに 


    前回書いたのが「愛燃える」で、それから今までの間に、ええと

    ○星組「ガラスの風景/バビロン」
    ○雪組「春麗の淡き光に・Joyful!」
    ○宙組「傭兵ピエール/満天星大夜總会」
    ○星組「王家に捧ぐ歌」
    ○星組「巌流」(これだけ日本青年館)
    ○月組「薔薇の封印」
    ○星組「花舞う長安/ロマンチカ宝塚」
    …(以上特記がないもの以外全て東京宝塚劇場版)などを観劇しにいったわけです。

    052.jpg  え?ナニコレ、すごくない?こんなにナマで見ちゃったの?これまでほとんどTV鑑賞やらでソレっぽくごまかしてたのにさあ。ナニを隠そう、って隠してもしょうがないけど、この「TAKARAZUKA A GO GO!」つながりのお友達が根性でチケットをゲットして誘ってくれたのさ。本当はもっと行けそうな公演もあったんだけど、お金の都合とかお金の都合とか、あとお金の都合とかで行けなかったのさ。ちなみに組にかなり偏りがありますけれども、それは友人の贔屓スジがそっちに偏っているという理由と、たまたまスケジュール的に私の懐に余裕があった時にその組が公演していたいう理由によるもので他意はござんせん。
     ところで大劇場に行くたび思うことなんですが、やはり女性ファンが多いってことを前提にしているせいか、他の劇場に比べて格段に女性に優しいですやね。特に女子トイレの数。ハンパじゃないです。こないだ別の演劇を観にいったときなんか、幕間にトイレに並ぼうとしたんですが「くっ、この列に並んでいては絶対に次の幕に間に合わん」という状態の列ができていて断念しました(大丈夫なのかよ)。その点大劇場では、一見どんなに人がならんでいようと、個室の数がべらぼうに多いためどんどん回転する。これはほんとにありがたいと思います。ちなみに男性トイレについてはリサーチ不足です。「コラ俺なんか列にならんでたせいでショーのオープニング見逃したんじゃどないしてくれんじゃワレ」というような経験をお持ちの方がいらしたら、私ではなく劇場までご一報を。

    第3場 すみれコードの謎

    折角たくさん鑑賞したので、でも観劇レポートとかは面倒くさいしもうほとんど内容は忘却の彼方なんで、いくつかネタになりそうなものを拾って書いておきますね。一応「タカラヅカへの招待」な気分のコンテンツなので、今回はコレでいきましょう。「すみれコード」。


    051.jpg 宝塚、それは夢の世界、ドリーミング、ファンタスティック……(唐突だな)。この夢の世界を壊さず、お子様からお年寄りまでご家族みんなが安心して楽しめる娯楽を提供すべく(多分)、宝塚には「すみれコード」なるものが存在する、といわれております。舞台や、劇団についての一種の「タブー」ですかね。タカラジェンヌは、本名や年齢を明かさない、というのもそのひとつ。あと、舞台でのあからさまな性表現(キャッ)とか、そういうのもダメ。ショーで露出の多い服を着ていても、実は必ず肌色のタイツやレオタードみたいなのを仕込んでいたりするのもソレにあたるかも。

     そんな訳でヅカファンたちは、公演でちょっとヤバい演出やきわどい台詞があったりすれば「キャー、あれってすみれコードギリギリじゃないのぉ〜」などといいながら女学生よろしくキャッキャっと話題にしてみたりするわけなんですが。

     実はこれって意外と劇団の戦略でもあるかもしれん、とか思ったりするわけです。もちろん先にのべたような、「皆が安心して楽しめる」ためにというのもありましょうが、その一方で「秘すれば花」というか「隠されると見たくなる」というかぶっちゃけ「丸見えよりも慎ましいひとのパンチラにグッとくる」というか(何故そんなに発想があぶらぎったオヤジなのか白さん)、そういうの。……そういうのってどういうのだよ。いやつまり、所詮女性同士がやるわけじゃないですか。皆が了解した上でのファンタジー。ファンタジーの世界にいきなり部分的にリアルを持ち込むと、それまでの世界観すべてがウソくさくみえるという危険もあるんでないかと。

    053.jpg
    そんなことをつらつら思ったのは、「傭兵ピエール」を観た時だったりしました(おお、やっと経験が生かされそうだぞ)。この作品、公開前から「すみれコードギリギリ」なことを言われていたみたいなんですが、フタをあけてみると確かに今までの宝塚からみると「ハイ?どうしました?」といいたくなるようなワイルドっぷり。ジャンヌ・ダルクが「生/娘なんです!」と言えばピエールが「オレはかまわねえぜ」みたいな(記憶が曖昧だ、すまんです)セリフを言ってみたり、あんなシーンやらこんなシーンやら、大変といったところで宝塚だから知れているけど、まあ往年のファンをびっくりさせるには十分な展開でした。

    ってこれだけ書くといったいどーゆー芝居なんだ、って感じですが興味のわいた人はあちこちのサイトをあたってみるヨロシ(自分で書くのが面倒なだけ)。

    で、この公演の、すみれコードをバリバリ超えてやるぜ的なセリフやシチュエーションを観て、思ったことには「……うーん、だから何だ」って感じだったんですよねえ。珍しく辛口になっちゃいますが、ヅカで強○とかのシーンとか入れられると、かえって急に「これって女同士なんだよねー」って気がしてきちゃって、冷めちゃうカンジで。女性だけの劇団で、なんだかんだ言ってもファンの大半が女性で、そういうネタをやるっていうのが「嫌がらせかよ?」って気がしちゃって楽しめないってのもあったかもしれんです。ていうか、なんか妙に痛々しいよね、やってる方も見てるほうも。この件については観客の皆さんがどう受け止めたのかはセンセイにはよくわからないので、これ以上ツッコムのはやめときます(だってこわいもん) 。
     まあなにしろ、「すみれコード」というモノも時代と共に変遷していくことでしょう。かつて芸能界でも、スターは常に「スターであること」を求められていたのが、最近ではどんどん「等身大」「身近な」「親しみやすい」ほうに価値が移ってきたきたような気もします。となれば、タカラヅカジェンヌもまたその流れにのっていくのもアリかも。でもねえ、ちょいと古風な「夢売り人」としてのタカラジェンヌの存在価値もまた、ファンとしては大事にしたいような気もするんですよねえ。よく女性誌でも「清純さと小悪魔ぶりをうまくつかいわけて意中のカレをゲットすべし」と言ってます。ってそういう話じゃないか。でもまあそんなもんよ世の中って。内実がどうであれ、というかヨゴレなオトナになってしまえばしまうほど、金払って見るならリアルより夢を、と求めてしまうのがヒトのさが……なんかだんだん荒んできたのでこの件はこれでやめておいたらと脳内秘書が言ってます。とほほ。

    というわけで最後に恒例の(だれが高齢じゃワレ!と変換ミスに激怒したのはおいといて)イラスト解説です。いよいよ目が離せない「白ふくろう舎物語(嘘)」、袴にブーツのタカラヅカファッションにグっときた「厳流」から小次郎と武蔵(しかも対決はタンゴ)、ワイルドな傭兵役もお似合いの「傭兵ピエール」、でした。それでは次はいつお会いできるか、もう予告するのはこわいのでやめておきますがハゲましのお便りやカキコをもらうとセンセイちょっと頑張るかもしれません。というわけでまた会う日まで、ごきげんよううう。

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    白ふくろう舎SPECIAL様というブログさん。巡り巡って辿り着きました。

    巌流、武蔵、小次郎、上手すぎですーーーーーーーーーーーー

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